日産も沈む日本経済──『円だけ』で資産を持つリスクとは

投資・資産形成

どうも、おぎすけです。

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」って言葉、知ってますか?
バブル期、日本が世界からそう呼ばれていた時代があったんです。

でも今は──。

家電も、半導体も、スマホもやられた。
そしていま、自動車産業までヤバくなってきた・・・日産の凋落・・・

6708億円の赤字でリストラ策公表の日産、7工場閉鎖は「国内の完成車工場も検討対象」とエスピノーサ社長
【読売新聞】 経営再建中の日産自動車は13日、2027年度までに日本を含む世界で7工場を閉鎖し、連結従業員の15%にあたる2万人を削減するリストラ策を公表した。同日公表した25年3月期連結決算は最終利益が6708億円の赤字(前期は4

今回はこの流れを振り返りながら、
**なぜ「日本円だけにベットする生き方が危険」なのか?**をまとめていきます。


あの頃、日本は世界を圧倒していた

1980年代、日本はガチで世界のトップランナーだった。

  • ソニーのウォークマンは全世界で1億台以上売れた
  • トヨタは「壊れないクルマ」として全米を制圧
  • シャープ、日立、NEC…電機メーカーが世界を席巻
  • 不動産バブルのピークでは、なんと東京・山手線内側の土地価格だけで米国全土を買えるほどの価値があったと言われている
狂乱の日本。山手線内側の土地価格で「米国全土」が買えた…! | ゴールドオンライン
大和証券、日興証券、野村證券を渡り歩いた原田茂行氏は、顧客資産1660万円を12億5000万円まで増やしたアナリストです。本記事では、同氏が「狂乱の時代」を振り返ります。 ※本連載では書籍『株オタクの現役IFAが指南!本当に儲かる「株」講座...

この時代、日本人は世界のビジネス界の最前線にいた。

日本人=勤勉で賢くて最強。
そんな空気が漂っていた。


そしてバブルが弾け、歯車が狂い始める

1991年、バブル崩壊。

それでも最初は「まぁ一時的でしょ」って楽観論が多かった。
でも、いつまで経っても立ち上がれなかった。

その間に──

  • 家電は韓国・中国メーカーにシェア奪われ
  • 半導体は米・台・韓に抜かれ
  • スマホ市場では完全にガラパゴス化

気づけば、「日本すごい」って言ってくれるのは日本人だけになっていた。


そして今、自動車産業すらヤバい

唯一、日本が世界と張り合ってきた「最後の砦」。
それが自動車産業だった。

だけど…

  • 日産はゴーン事件以降グダグダ、販売台数も世界10位圏外に
  • トヨタはハイブリッドで健闘してるけど、EVでは後手後手
  • テスラや中国BYDのEV&自動運転技術が急成長中

このままいけば、日本車は「安いだけの選択肢」に転落する未来もありえる。


「日本に住んでるから円だけでいい」──それ、幻想です

ここまで読んで、「でも自分は日本に住んでるから、円で暮らせればいいや」と思った人。

それ、超危ないです。

なぜなら、日本という国自体が、今まさに縮小フェーズに入っているから。

  • 人口は年に50万人ずつ減少中
  • 少子高齢化で社会保障費は右肩上がり
  • 財政赤字はGDPの2.6倍
  • 円安が止まらず、輸入物価が高騰中

この国に、すべてを預けて生きていくのは、もはやハイリスク。


円だけじゃなく、世界にも目を向けてみて?

クロネコが言いたいのはシンプル。

「資産も、思考も、日本だけに閉じ込めるな」ということ。

  • 外貨建て資産を一部持つ(ドル、ユーロ、金など)
  • 米国株や全世界株でグローバル企業に投資する
  • テクノロジーや教育の力が集中する地域に目を向ける

このまま円と一緒に沈むか、
一部でも世界とつながって未来を掴むか。

選べるのは、あなたです。


おわりに:現実を見よう。でも、絶望だけじゃない

「日本終わってる」って言うと悲観論者っぽいけど、
むしろ、希望の話をしてるつもりです。

現実を直視すれば、対策が打てる。
だから、今こそ知ろう。動こう。変えよう。

かつて世界一だった国が、もう一度浮上する日は来るのか──。
その日を待つ間、個人としてできる準備はしておきたい。

じゃ、またね。

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