【比較でわかる】米国 vs 日本の財政状況|格下げの意味と今後の行方

投資・資産形成

【米国債が格下げ】借金漬けなのはアメリカだけじゃない件。日本の財政とガチ比較してみた

「米国債が格下げされたぞー!」ってニュース、投資クラスタなら見かけた人も多いはず。

米信用格付けを最上位から引き下げ、政府債務の増加で-ムーディーズ
米格付け会社ムーディーズ・レーティングスは、米国の信用格付けを最上位から引き下げた。世界で最も信用力の高い国債発行国の信認に一石を投じる象徴的な動きとなる。

でも、米国の借金がヤバいって話、実は日本にもブーメランなんですよね。
むしろ「本当にやばいの、うちら(日本)じゃないの?」っていう声もチラホラ。

というわけで今回は、
米国 vs 日本の財政状況をガチ比較して、

  • どっちが財政的に詰んでるのか?
  • 未来に希望があるのはどっちか?

をまとめてみた。


米国債がまた格下げされた件

まず、2024年に米格付け会社フィッチが米国債を最上位の「AAA」から「AA+」に格下げしました。

えっ、アメリカって最強なんじゃないの?と思った人もいるかもだけど…

実際、アメリカの借金、めっちゃ増えてます。

  • 国の借金:34兆ドルオーバー(1ドル=150円換算だと、約5,100兆円…)
  • GDP比:約120%超え(ちなみに日本は260%)
  • 金利上昇で利払いが激増中(2024年時点で年1兆ドルペース)

借金を借金で回してる状態。しかも利払いだけで防衛費レベルになってる。

やばいっちゃやばい。


でも日本も人のこと言えなくない?

じゃあ我が国・日本はどうなのか。

数字だけ見たら、むしろアメリカよりひどい。

  • 国の借金:約1,300兆円超
  • GDP比:約260%超(アメリカの倍以上)
  • 高齢者の割合:29%超(世界一)

もう、「高齢化・借金・増税」のデスコンボ。

しかも、日銀がその借金を大量に保有しているのが最大の問題。


実はこれ、禁じ手なんです

日本は財政赤字を補うために、日銀が国債を大量に買ってます。

これは専門的にいうと「財政ファイナンス」と呼ばれ、先進国では基本的にタブー

要するに、「国が発行した借金を、自分で吸ってる」って話。

円という通貨の信用を自ら溶かしてるようなもんで、下手するとハイパーインフレ or 円安スパイラルへ。

ちなみにアメリカの中央銀行(FRB)は、まだこの禁じ手には手を出してません。
国債を保有はしてるけど、「財政赤字の穴埋めのために無限に買う」みたいな日銀スタイルはやってない。


じゃあ、どっちがマシなの?

正直、両方ヤバいです。
でも、決定的に違うのはここ。


🇺🇸 アメリカの強み

  • 人口が伸びてる(移民も含めて)
  • トップレベルの大学と研究機関が集結
  • Google、Apple、Amazon…世界を牽引する企業が次々と誕生
  • 世界中の頭脳と資金が集まるドル基軸通貨国

つまり、「未来の稼ぐ力」がある。

借金あっても、経済が伸びればなんとかなるという希望が残されてる。


🇯🇵 日本の弱み

  • 少子高齢化が止まらない
  • 地方の衰退、年金や医療費の増大
  • 若者の実質賃金が上がらない
  • 今の借金を未来世代が返す見込みゼロ

そして何より、「財政健全化する気、ある?」って空気が漂ってる。


結論:ヤバいのは日本。でも希望があるのはアメリカ。

アメリカの財政も普通にアウト寄りではあるけど、
「伸びしろ」がある分、なんとかなる可能性がある。

一方、日本は構造的に積んでるうえに、改善の兆しすら見えない。

「どっちの通貨を長期で持ちたい?」
「どっちの株式を保有したい?」
って聞かれたら、私は即答で「アメリカ」です。


おわりに:円だけにしがみつくの、そろそろやめませんか?

貯金も年金も給与も「ほぼ円」の人、多すぎ。

でも今の時代、
円だけにフルベットして生きてくのって、だいぶリスキーだと思う。

投資でドル資産を持つ、グローバル企業の株を買う、海外不動産を一部持つ──
何でもいいから、「円外し」の一歩を考えてもいい頃かと。


気づいたときが、始めどき。

「うちの国の未来、本当に大丈夫か?」
そう思ったら、一度リスク分散しておくのが、負けない戦い方です。

ではまた。

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