【FIRE体験談】普通の会社員でもFIREは目指せる。支出を最適化して見えた“自由”の輪郭

投資・資産形成

FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉を初めて知ったのは、あるサラリーマンのブログでした。
「穂高唯希」さん──支出を徹底的に最適化し、収入の8割を投資に回し、29歳でFIRE達成。


特別な才能や職種ではなく、ごく普通の会社員だったという事実に、「あ、自分にもできるかも」と素直に思えたのを覚えています。


家族がいても、支出を絞ればFIREは目指せる

とはいえ、私は既婚・子持ち。
収入の8割を投資になんて、さすがに無理。でも、工夫次第で「それなりに投資できる生活」は作れると気づきました。

  • 社宅に住んで、家賃は数万円
  • コンビニでは缶コーヒー1本、昼は社員食堂の400円ランチ
  • 週末は子どもの少年野球ばかりで、支出ゼロの日も多い
  • 飲み会はコロナで激減。交際費もほぼ不要に

こうした生活を数年続け、結果として年間400万円前後を投資に回せる状態に。

社会人1年目から毎年100万円以上は投資してきたので、コツコツ貯めた“種銭”もそれなりに育っていました。


FIREを見据えて、生活も資産も最適化

よりFIREを現実的にするため、住居費も削減。東京から埼玉の郊外バス便エリアに移住し、相場より安く戸建てを購入。
当時はコロナ禍真っ只中、不動産価格が下落していたタイミングだったのも幸いしました。

  • リスク資産の積立を止めず、暴落時も積極投資
  • 家は資産価値よりも”価格重視”で選定

FIREに向けた準備は、順調に進みました。


でも…このままFIREして本当に後悔しない?

「よし、もうFIREしてもいいかもしれない」
──そう思える地点まで到達したとき、ふと立ち止まりました。

  • 自分は“貧乏な家”に育ち、教育を武器に這い上がってきた
  • 子どもにも“お金”ではなく“学び方”“稼ぎ方”を残したい
  • 中学受験を選択。教育にはお金がかかる
  • ファッションなど“満たせなかった欲”も少しは満たしたい
  • だからこそ“資産性のある消費”が基本方針に

この時、「単に会社を辞める」ことよりも、教育や資産性ある暮らしに注力する選択を取りました。
都内に資産価値を見込んで家を買い直し、東京に戻ることに。


FIREを目指すことで得た「自由」と「万能感」

実際のところ、FIREはしていません。
でも、FIREを目指して資産を築いたことが、人生を変えてくれました。

  • 今の会社に「しがみつかなくていい」という心の余裕
  • 給料が下がっても「別に困らない」と思える安心感
  • 正直、上司よりも投資リターン込みだと年収が高い…
  • 投資=世界中の叡智とマネーが激突する場所で成功⇒万能感
    機関投資家・ヘッジファンド・AIアルゴリズムなど、最先端の頭脳と技術が集結して、リターンを高めている場所。

「会社で理不尽なことを言われても、まぁいっか」と思える自分がいます。

FIREを目指す前は、会社に経済的に“支配”されていました。
クビになったら困るから…という恐怖で、パワハラすれすれのことも我慢。
でも今は、自分の意思で選べる人生に変わったと感じています。


お金と向き合う第一歩は「知ること」

「自分にもできるかも」と思えることが、FIREへの第一歩です。
もしあなたがFIREや資産形成に興味があるなら、まずは知ることから。

僕が参考にした書籍はこちらです:

📘 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法
📘 経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論
📘 FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド


最後に:FIREは手段、人生は目的

FIREは“人生から逃げる”手段ではなく、
“より自由に生きるためのツール”だと今は思っています。

もしこの記事が、あなたの将来を考えるヒントになったなら嬉しいです。
FIREは遠い夢じゃない。普通の人間でも、地道にやれば現実に近づけます。

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