日銀はなぜ利上げできない?そのカラクリと、家を買うべき理由

住まいと資産形成

🏦 日銀が利上げできない最大の理由は「自縄自縛」の財務構造にある

2025年5月の日銀政策決定会合で利上げが見送りになりました。

【速報】日銀金融政策決定会合 利上げ見送り 政策金利は現状の0.5%程度に据え置き(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
日本銀行は金融政策決定会合で利上げを見送り、政策金利をこれまでの水準に据え置くと発表しました。 日銀は政策金利である短期金利の誘導目標を現状の0.5%程度に据え置きます。 アメリカの関税政策

「物価が上がっているのに利上げしないのはなぜ?」
多くの人が疑問に思うこの状況。
その最大の理由は、日銀が抱える**バランスシートの構造的な“爆弾”**にあります。


✅ 日銀の異次元緩和=国債の買い占め

黒田総裁時代から続く「異次元緩和」で、日銀は大量の長期国債を市場から買い取りました。

  • 目的:長期金利を抑えることで、企業や個人の資金調達を円滑にする
  • 結果:市場に出回る国債が激減 → 金利は人工的に抑制

2024年時点で、日銀は発行済み国債の約50%近くを保有している異常事態です。


✅ 利上げは「含み損爆弾」を爆発させるスイッチ

国債価格と金利には逆相関があります。

  • 金利が上がる → 国債価格は下がる
  • 日銀の保有国債の価値が下落 → バランスシート上の含み損が拡大

例えば──
1%金利が上昇するだけでも、数十兆円規模の評価損が発生するとも言われます。


✅ 日銀のバランスシートに起きる“危機の連鎖”

  1. 利上げにより保有国債の価値が下落(評価損)
  2. 含み損が自己資本を超えると、“実質債務超過”状態
  3. 債務超過の日銀=日本円そのものの信認が揺らぐ
  4. 円売り加速 → インフレ再加速 → 政策手詰まり

この構図により、日銀は自らの信用を守るために“利上げできない”というジレンマを抱えています。


✅ さらに追い打ちをかける「ETFと社債」も

日銀は国債だけでなく、ETF(株)やREIT(不動産)も大量に保有。

  • 株価・地価が下がれば → 保有資産の評価損がさらに増える
  • 利上げは景気に逆風 → 株価も下がりやすく、悪循環に

つまり、日銀は“利上げ=資産価値の同時下落”という地雷原に立たされているのです。


🧨 だから日本はインフレが止まらない

こうした構造を背景に、日本は他の中央銀行のように積極的な利上げに踏み切れません。
実質金利はマイナスのまま。円安も進行しやすい。
そして──

✅ 物価上昇が続く
✅ 金融緩和は修正されず
✅ 賃金が追いつかず生活が苦しくなる


🏠 対策は「住宅という実物資産」を持つこと

インフレが続き、通貨価値が下がる時代に強いのは──
「実物資産」としての住宅です。

  • 建築費・土地価格はインフレで上昇 → 家の資産価値も守られる
  • 固定ローンを組めば、返済額は変わらず実質負担は軽くなる
  • 賃貸暮らしは「家賃インフレ」に直撃される

✅ 結論:この国の金融政策を見れば、「家を買う」が正解になる

利上げできない国=通貨価値が下がり続けるリスクを抱えた国。
その国で資産を守るには、預金でも債券でもなく──

住宅という、実物であり生活コストを固定できる資産を持つことが、合理的な選択になるのです。

【結論】オープンハウスは“今すぐ家欲しい勢”には最適解。でも断熱&資産性はガチで覚悟して。
オープンハウスの建売は価格重視には最適。でも住み心地・資産性を考えると、アグレシオや注文住宅の方が「長く住めて、売れる家」。断熱・リセール・中古価格まで完全解説。

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