昔の私は、カレーといえば市販のルー一択だった。
ラクだし、味は間違いないし。特にこだわりもなかった。
──が、ある日ふと気づく。
「えっ、ルーって脂質けっこう高くない?」
健康に気を遣う年齢になってきたせいか、どうにも気になり始めた。
でも、カレーは食べたい。むしろ食べたい。
……そんなワガママを解決してくれたのが、スパイスから作るチキンカレーだった。
最初に手を出したのは、ネットで見つけたエスビー食品のレシピ。
▶︎3つのスパイスで作る!絶品チキンカレー
「クミン・コリアンダー・ターメリック? それだけでいけるんか?」と疑いつつ、作ってみた。
……これが、普通にうまい。
しかも簡単。玉ねぎと鶏肉炒めて、トマト缶入れて、スパイスどさっと。
市販のルーに比べて脂も控えめ。罪悪感なしのカレー、爆誕である。
スパイスは思ったよりも使うので、5個セットで買っておくと良いです。
家族に出してみたら、まさかの
「これ、来週も作って!」
はい、**毎週土曜が“カレー当番”**になりました。
気づけば週末が、カレーに支配されている。
でも不思議と嫌じゃない。むしろちょっと誇らしい。
料理って、「うまい」って言われるとやる気出るんですよね……(ちょろい)
で、気がつけば、スパイスがどんどん増える。
ガラムマサラにカルダモン、クローブ、フェヌグリーク……
棚の一角がインドの市場になりつつある。
そしてついに、手を出してしまった──バターチキンカレー。
レシピはこちらを参考にしました:
▶︎【プロ直伝】バターチキンカレー
市販のS&Bカレー粉を使ったレシピなんですが、これがまた絶妙。
リンク置いときます👇
濃厚だけどくどくない。バターとトマトのバランスが絶妙で、うっかりおかわりしてしまう味。
「スパイス=難しそう」の壁がまた一枚、音を立てて崩れた瞬間だった。
スパイスからカレーを作るようになって、週末の過ごし方もちょっと変わった。
レシピ検索が楽しくなり、スーパーでスパイスコーナーを物色し、
「今日はクミンを強めにするか……」と呟く自分に軽くひく。
でも、そんな日常もちょっといい。
市販のルーがなくても、うまいカレーは作れる。
それだけで、なんか暮らしが豊かになった気がする。
次はどんなカレーにしようか。
“スパイスから始まるカレー道”は、まだ始まったばかり。