【建売 vs 注文住宅】都内で家を建てるならどっちがお得?
東京都内で住宅を購入する際、「建売住宅の手軽さ」か「注文住宅のこだわり」を選ぶかは、多くの方が悩むポイントです。2025年現在、東京都のゼロエミ住宅補助金や太陽光発電の助成金も充実しており、初期費用だけでなく、光熱費や売電収入まで含めた“総合コスト”での比較が重要になっています。
🏠 建売 vs 注文住宅:30年トータルコスト比較(延床30坪)
項目 | 建売(断熱等級4) | 注文住宅(断熱等級6+太陽光・蓄電池) |
---|---|---|
建築費 | 2,000万円 | 3,500万円 |
補助金(東京都+ゼロエミ水準B) | 0円 | ▲300万円(実質3,200万円) |
30年光熱費 | 約840万円(年間28万円) | 約480万円(年間16万円) |
30年売電収入 | 0円 | ▲240万円(年間8万円×30年) |
トータルコスト | 2,840万円 | 2,960万円 |
💡 注文住宅は「高いけど得」になる理由
- 補助金で初期費用を圧縮(東京都のゼロエミ水準Bで最大160万円+太陽光・蓄電池で140万円以上)
- 光熱費が安い(断熱性+自家発電+蓄電池)
- 売電でさらに月8,000円前後の収入
- 停電時でも電気が使える安心(非常時の安心感)
🌡 高断熱住宅の健康・快適性メリット
断熱性能等級6の注文住宅は、外気の影響を受けにくく、冬でも室内の温度差が少ないため、ヒートショックのリスクを大幅に低減します。特に高齢者や小さなお子さまのいる家庭では、健康面での安心感が高まります。
さらに、夏も冷房が効きやすく、湿度コントロールも容易なため、1年を通じて快適な住環境が実現します。室内の温度・湿度の安定は、睡眠の質やアレルギー症状の緩和にも良い影響を与えるとされています。
🏢 各住宅タイプの特徴まとめ
比較項目 | 建売 | 注文住宅 |
---|---|---|
初期費用 | ◎ 安い | △ 高い(でも補助金あり) |
月々の光熱費 | △ 高い | ◎ 安い |
断熱・性能 | △ 平均的 | ◎ 高性能 |
将来価値 | △ 標準 | ◎ 長寿命・省エネで有利 |
災害対応 | × 停電時は脆弱 | ◎ 太陽光+蓄電池で安心 |
🏛 補助金制度まとめ(2025年東京都)
- ゼロエミ住宅補助金(性能水準B):最大160万円
- 太陽光発電システム:最大60万円
- 蓄電池導入:最大90万円
- 区市町村ごとに追加助成あり(例:世田谷区、杉並区などで+数十万円)
✅ 結論:高性能注文住宅は「実質トク」な選択肢
30年という視点で見れば、建売住宅と注文住宅の差は「住み心地」と「月々の支出」にじわじわと現れます。
特に都内のようにエネルギーコストが高い地域では、性能の高い注文住宅+補助金+売電の組み合わせが圧倒的に有利です。
さらに、高断熱・高気密住宅は、健康面でも大きなメリットがあります。ヒートショックのリスク軽減、睡眠の質向上、快適な温度環境など、毎日の生活の質が上がるのは大きな魅力です。
「今は高い」が「将来は得」を生む家選び、ぜひ検討してみてください。
コメント