この街に住むと受験は当たり前? 教育熱エリアで家を買う前に考えるお金のこと

住まいと資産形成

「この街に住むと中学受験って当たり前?」
教育熱エリアで家を買うなら、見えない教育費にもご用心。
経験格差や塾費用もリアルに紹介します。


都内の“教育熱エリア”に家を買うと…空気が違う

「文京区に家買ったってことは…やっぱ中学受験させるんですか?」

都内の“教育熱エリア”に住むと、こういう会話、わりとマジで飛んできます。
2人に1人が私立中学に進むエリアに家を買うと、中学受験が“当たり前の空気”になるんですよね。

そしてその空気、けっこう強め。

今回は、そんな教育熱の高いエリアに家を買う前に、
知っておきたい“教育費のリアル”をお届けします。

「学費だけじゃなくて、塾代、交際費、旅行費まで…?」
ってところまで踏み込むので、住宅購入を考えてる方はぜひ最後まで読んでみてください。


教育熱エリア=中学受験の空気が濃い!

東京都内には、私立中学進学率が異常に高いエリアがあります。
ざっくり言うと、文京区・千代田区・港区・中央区あたりですね。

エリア私立中学進学率
文京区49.5%(ほぼ半数)
千代田区45.2%
港区42.8%
中央区40.3%
世田谷区36.9%
武蔵野市35.5%

このデータ進学率ですよ?途中で受験諦める人も一定数いるので、下手したら7割ぐらいは受験塾に行ってます。

中学受験しないの?レアケースかもってくらいの雰囲気です。
自然と“中学受験モード”に巻き込まれていきます。


教育費、いくらかかるの?シンプルに計算してみた

中学受験って、学費より塾代がヤバいんですよね。

特にSAPIX(さぴ)みたいな難関校向けの塾に小4から通わせた場合、こんな感じになります👇

項目費用目安
私立中学(3年)300万〜450万円
私立高校(3年)300万〜450万円
私立大学(4年)400万〜800万円
受験塾(例:SAPIX 3年)300万〜400万円
小〜高の習い事・塾年50万〜100万円 ×年数

トータルで1人あたり1,500万〜2,000万円も夢じゃない。
しかもこれ、学費と塾だけの話です。


教育費は“見えない出費”も多い

教育熱エリアでよく聞くのが、“経験格差”

たとえば:

  • 中学生同士で「ハワイ行った〜」「インターのサマースクール行ってる」って会話
  • 交際費が高い(中学生でもランチ2,000円)
  • クラスでディズニー行こう~
  • 習い事の掛け持ち(英会話+音楽+プログラミングとか)
  • 短期留学・国際系スクールなど

こういう環境にいると、「うちだけ無理です」と言いづらくなって、
ズルズルと出費が増えるんですよね…。


住宅ローンだけじゃない!教育費も“もうひとつのローン”

住宅ローンって、人生で一番大きな買い物って言うけど、
教育費も同じくらいインパクトでかいです。

マイホーム+中学受験を両立させたいなら、
住宅ローンと教育費のバランスを最初から設計しておく必要があります。

教育費の準備ポイント

  • 教育費も含めてライフプランを立てる
  • ボーナスや児童手当は“貯金せずに目的化”する
  • 学資保険・ジュニアNISAも選択肢に

まとめ:教育熱エリアに住むなら、家選びは“未来設計”

教育環境が良い=進学や学びの選択肢が増える。
でもその分、かかるお金もエグいのが現実。

家を買う場所が、子どもの進路を大きく左右する。
そして、進路が家計を大きく左右する。

だからこそ、「家」と「教育」はセットで考える時代です。

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